想像力から創造力へ! のびのび絵画教室で受験に勝つ力をつけられる理由

私立の小学校受験では絵画や工作を入学試験に取り入れている学校があります。
小学校入試のポイントは美大入試とは違い、絵の上手さではありません。
それでも子どもたちの多くは合格を勝ち取るため、入試対策ができる絵画教室に通います。
しかし近年の入試問題は「対策」では乗り越えられない内容に変わりつつあります。

今回は、かわりつつあるポイントと受験対策絵画教室ではないのびのび絵画教室で受験に勝つ力をつけられる理由をお話しします。

変わりつつある小学校受験と求められる力

以前の小学校入試では、習ってきたことを正しくアウトプットする力が求められていました。
例えば「あなたの宝物の絵を描いてください」という問題は、子どもの想像力を試しているようにみえます。
しかし「宝物」や「大好きな物」は重要なキーワードであり、子どもたちは塾や絵画教室でしっかりと対策を受けてきているのです。
子どもたちは、予想問題をたくさん解き「こういう問題ならばあの構図」「こういう絵は避けた方がいい」とシミュレーションをして備えていました。

求められる力は変わりつつあります。
ある小学校では、まず「落とし物」を描かせました。
その後、描いた絵を先生がシャッフルして全く違う子どもに渡します。
自分以外の人が描いた絵を受け取った子どもは「その落とし物をどうするか」を絵で表現するのです。
落とし物の絵を描く段階では、自分の中でストーリーを作ることができます。
しかし、自分以外の絵が渡されたことで、そのストーリーは全く使えないものになり、ゼロから考えなければならないのです。

これからの子どもたちに求められる力は、想定外の事態に対応できる発想力とバイタリティです。
意味不明な落とし物の絵が自分に渡されたとしても、自分らしい発想と折れないバイタリティがある子どもは楽しみながら描き進めることができたのではないでしょうか。

想像力と創造力の違い

昔の受験では想像力が試されていました。
言い換えれば空想力です。
もしも想像力を試す問題として「落とし物」の絵が出題されたならば、大きな学校や小さな地球を描いた子どもは「想像力あり」と判断されたかもしれません。

しかし今は想像力よりも創造力が試される時代です。
創造力はゼロからなにかを生み出す力です。
創造力を試すためには想定外の事態、つまり頭が真っ白な状態にする必要があります。
絵をシャッフルした後の「その落とし物をどうするか」という問題には、想定外の事態を作り、子どもたちの頭を真っ白にする意図があったのではないでしょうか。
頭が真っ白になった状態でもバイタリティがあれば「よしっ、やってやるぞ」と思うでしょう。
そして、真っ白なゼロの状態からアイデアを生み出します。

のびのび絵画教室で受験に勝つ力をつけられる理由

受験対策の絵画教室では、過去問から傾向と対策を分析し、合格を勝ち取るノウハウを身に着けることができます。
一方、のびのび絵画教室ではノウハウ指導はしません。
ただ、受験に勝つために必要な創造力とバイタリティを育てることはできます。

ここからは、のびのび絵画教室で受験に勝つ力をつけられる理由をお話しします。

<想定外を楽しめる子どもになれるから>

のびのび絵画教室では「問題に備えるシミュレーション」はしません。
「あなたの宝物を描きなさい」という問題に対して、家族全員や動物ではなく石でもボトルのキャップでもいいのです。
受験対策をしすぎた子どもは、絵を描くたびに「正しい絵」を探し始めます。
絵はこぢんまりときれいにまとまっていますが、子どもらしい迫力に欠けます。
美大受験にもいえることですが、きれいにまとまっている絵は印象が弱く採点者の印象に残らない可能性があります。

一方、のびのび絵画教室には「正しい絵」がないため、子どもたちは思い思いの絵を描きます。
中には納得できない絵に仕上がる子どももいますが、それはそれで許されるため「できなかった」と委縮することはないのです。
心に余裕があるからこそ想定外の問題が出されても楽しみながら描ける子どもになれるのではないでしょうか。

<自分で考えて答えを出す力をもてるから>

小学校といえども入試のときは一人で考えて答えをださなければなりません。
想定外の問題が出たときに誰かがレールを敷いてくれるのを待っているようでは困ります。

のびのび絵画教室では、先生が完成まで絵を導くことはしません。
絵を描くのは本人です。ただ「描けないとき」「描き方がわからないとき」に手伝いをするだけです。
そのため、子どもたちは自然と自分で考えて答えを出す習慣が身につきます。
先生は、子どもたちが出した答えをまるごと受け止めるため、子どもたちは自己肯定感が育まれ、のびのびと絵を描くことができるのです。

<ひとり一人の適齢期に受験に挑むから>

のびのび絵画教室では子どもの主体性を大切にします。
そのため子どもたちは「やらされている感」がなく、やりたいことを自ら探して取り組みます。
小さな子どもでも「やらされている」と感じれば、嫌々ながら行動することになりうまくいきません。
忙しすぎる子どもは、与えられたことをこなすだけで精一杯です。
自分の興味に気づく余裕はありません。
一方、体にも心にも余裕があれば「自分が本当に好きなこと」にたどり着きます。
しばしば中高生の進路指導で「あなたのやりたいことをみつけなさい」と言いますが、やりたいことは長い回り道と寄り道の先にあることが多いのです。

のびのび絵画教室のゴールは小学校受験ではありません。
子ども自身が進みたい道をみつけたときがゴールであり、それは中学生かもしれないし高校生かもしれません。
一度社会人になってから再び道探しを始めることもあります。
「今、自分はがんばりたい」と思うタイミングで受験に挑むため、強い気持ちで受験を乗り越えることができます。


おわりに

難関受験を突破するには、現実的にはノウハウを学ぶことが効率的です。
受験対策の絵画教室は、合格を勝ち取るための絵の描き方を教えてくれるでしょう。
のびのび絵画教室は、合格ではなく絵の楽しさを教えます。
とても時間はかかりますが、創造力とバイタリティは長い人生を生きる糧にもなるのではないでしょうか。

文筆:式部順子(しきべ じゅんこ)
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業
サークルは五美術大学管弦楽団に在籍し、他大学の美大生や留学生との交流を通じ、油絵や映像という垣根を超えた視野をみにつけることができた。
在学中よりエッセイを執筆。「感性さえあれば、美術は場所や立場を超えて心を解き放つ」をモットーに美術の魅力を発信。子育て中に保育士資格を取得。今後は自身の子育て経験もいかし「美術が子どもに与える影響」「感性の大切さ」を伝えていきたい。

関連記事